前回の ピザを避けてゲームを作ろう2 のつづきです。
ピザを避けては、今回で完結です。
MakeCode Arcade って便利すぎて大丈夫かな? と思うことがあります。
他の言語でゲームを作ろうとしたとき、手作りしなければならないことが多いからです。
でも、プログラミングに必要な脳を鍛えるには、どんどんゲームを作る必要があるのでこれでいいんだと思います。
ライフを減らそう
プレイヤーがピザと当たったとき、ライフを減らします。
つまり残機制のゲームにします。
情報 の ライフを-1変える をドラッグします。
当たり判定の中に入れます。
プレイヤーとピザが当たると、左上に2つのハートマークが表示されます。
このハートが残機を表していて、あと2回当たったらゲームオーバーですよ、という意味になります。
初めから残機の表示がなく、残機が減ったとき表示されるのは不親切です。
ゲーム開始から残機を表示させます。
情報 の ライフを3にする をドラッグします。
最初だけ の中に入れます。
これでゲーム開始から残機の表示が行われます。
親切な設計
ゲームとしてほぼ完成しました。
実際に遊んでみてください。
ここで私が感じたことは「アヒルの位置が上にありすぎる」でした。
アヒルの位置を画面の下の方に配置して、余裕を持ってプレイしてもらいましょう。
スプライト の mySpriteの位置をx0y0にする をドラッグします。
最初だけ の中に入れます。
表示座標を x 80 y 100 に変更します。
ちなみに mySprite はアヒルの変数名です。
画面を確認しましょう。下の方に表示されました。
これでゲーム開始直後にピザに当たることが減ると思います。
スコアを表示しよう
スコアを表示させます。
情報 の スコアを1変える をドラッグします。
ゲームが更新されたとき500ミリ秒毎 の中に入れます。
ここに入れることで、ピザの発生数がスコアということになります。
シューティングゲームのように敵を倒したりしないので、時間でスコアを増やすタイプにしました。
画面の右上にスコアが表示されます。
ゲームオーバーになったとき、自動でスコアの表示が行われます。
ハイスコアを表示しよう
ゲームオーバーになったとき、ハイスコアを表示したいと思います。
現在、ライフが 0 でゲームオーバーになります。これはゲームに「負けた」という終わり方です。
そのため自動でハイスコアが表示されません。
勝ち判定のゲームオーバーにする必要があります。
情報 の ライフがゼロの時 をドラッグします。
何もない所に置きます。
ゲーム の game over 勝ち をドラッグします。
ライフがゼロの時 の中に入れます。
これでライフが 0 になった時、勝ち判定のゲームオーバーになります。
ゲームオーバー画面を確認しましょう。
ハイスコアが出たとき「New Best Score!」が表示されます。ハイスコアではない時はこれまでのハイスコアが表示されます。
完成です
「ピザを避けて」ゲームの完成です。
全コードを載せておきます。
プレイしてみて「ちょっと簡単すぎる」と思ったらピザの速度を調整しましょう。
65 くらいにすると難しくなります。
共有しよう
作った作品をネットで公開したいとき共有ボタンをクリックします。
次の表示になります。
プロジェクトを共有する をクリックするとネットに公開されます。
一度公開すると取り消すことができません。プロジェクトを削除しても公開したものは消えません。
誰かを不快にさせるもの、個人情報が書かれたものを絶対に公開しないでください。
共有すると URL が決まります。これを覚えておきましょう。
この URL を友達に知らせることで遊んでもらえます。
私が公開したゲームを実際に遊んでみてください。
下のリンクをクリックすると遊べます。
遊べるだけでなく Show Code ボタンを押せばコードも見れます。
ホームに戻ろう
ホームボタンをクリックしてホーム画面に戻りましょう。
ホームに戻ると、いま作成したプロジェクトが表示されます。
ここをクリックすれば、また編集画面になります。
これで「ピザを避けて」は終了です。
お疲れさまでした。