いろいろと探してみよう
私が子供の頃、習い事を途中で投げ出すことはよくないことでした。
しかし、今は違います。インターネット上には様々な情報があり、その気になればどんなスキルでも身に付けることが可能です。
「自分の目的と違っていた」「自分のレベルに合っていない」と感じたら別の方法(情報)を探せば良いのです。
また、複数の入門サイトを同時に見てもいいのです。インターネットを上手く活用しましょう。
ただ、注意も必要です。いきなり高額な料金を要求しているものや、無料であっても個人情報を登録するときにはよく考えてから行動しましょう。
高額だからといってあなたに必要な情報を提供してくれるとは限りません。
1分間は考えてみよう
当講座では、説明のあとで問題を出すようにしています。
講座を初めから読んでいれば、解ける内容です。
ただ、記憶力だけを必要とする問題ではないため、考えても答えを出せない人もいるでしょう。
もし1分間考えても思い付かないときは、正解表示を見るようにして下さい。
学習のポイントは記憶することよりも、考える力を鍛えることが大切です。
ですから、正解を見てどのように作られているか理解して下さい。そして後日、またその問題にチャレンジしてみましょう。これを繰り返すことで考える脳が作られていきます。
JavaScriptプログラミングしてみよう
今回は繰り返しを学習します。
まずは前回でも使ったプログラムを実行してみましょう。
for文を使った基本的な形ですね。
初期化を変えてみます。
let i=5 と変えて実行して下さい。
5から始まり、10より小さい9まで表示されました。
変数の更新を変えてみます。
i+=2 と変えて実行して下さい。
5から始まり、2ずつ足された値になりました。
ここから問題形式で進めます。
正解を見る前に自分で実行してましょう。
なお、for文を使ったプログラムにして下さい。
問題1:
次のように表示するプログラムを作って下さい。
もしかして、あなたのプログラムと違いましたか?
次のように作った人もいますよね。
どちらも正解です。
for文を使っていて、問題の出力結果と同じであれば、これ以外のプログラムでも正解になります。
問題2:
これまでのプログラムを少ない変更で利用するなら、この形になります。
次のように組んだ人は、今までの学習が身に付いていますね。
継続条件でiの位置に注目です。0<i なので0より大きいとき処理を続けます。
変数の更新では i-- のように数を減らしていくことも可能です。
問題3:
見方によっては難しそうですが、実は簡単です。
すべてをループで対応させなくても良い、という例です。
意地悪な問題のようですが、実践で活用できる考え方です。
次のように組んだ人は、頭が柔らかいですね。
for文の外でも変数iを更新していることに注目です。
問題4:
6行目ように変数の前にマイナスを付け、正負を逆にすることが可能です。慣れないうちは 0-i と書いてもいいです。
次の例は、for文の中で変数の更新をしない書き方です。
もし変数の更新をせず、ずっと継続条件が続くようなプログラムを実行するとtimeout(時間切れ)でエラーになります。注意しましょう。
数日後に問題を解いてみよう
お疲れさまでした。
プログラミングでfor文はよく使います。説明できなかったことも沢山あったので、今後も取り上げていきたいと思います。
より深く理解するために、数日後にまた問題を解いてみましょう。
その時は、2つの方法でプログラムを書いてみて下さい。