40歳から始める8分間プログラミング入門4

身近にある JavaScript

この講座の学習には JavaScript(ジャバスクリプト)を使っています。
このサイトを見ている人には「?」なものであり、自分には縁のないものと思ってませんか。
しかし、インターネットで買い物したり、動画を見たり、ゲームをしているなら・・・使ってます。これ。
100種類以上あるプログラミング言語の中でも、一番身近にある言語だったりします。
(注:インターネットはJavaScriptだけで作られている訳ではありません)
学習を続けていけば「これくらいなら私でもできそう」と思える日も来るかもしれませんね。

興味が出てきたら「javascriptとは」で検索してみて下さい。

 

プログラミングしてみよう

今回は乱数と繰り返しを学習します。

まずはプログラムを変更せず、実行してみましょう。

何度か実行してみて下さい。結果が変わります。

Math.random() は0から1未満の乱数を発生させます。



サイコロのように1から6までを発生させるプログラムを作ってみましょう。

発生させた乱数に7を掛ければ、0から7未満の乱数になります。

何度か実行して7未満であることを確認して下さい。



小数点以下はいらないので消します。

Math.floor() を使います。

これで整数の0から6までを発生するプログラムになりました。



ちょっと待って下さい。

サイコロに0はないので、1から6までを発生するようにします。

0から5までを発生させ1を加算しています。



なんども実行するのは面倒ですよね。

for文を使った繰り返しをやってみましょう。

新しい記号には、不等号の小なりと波カッコ(なみかっこ)を使います。

変数iの内容が0から1ずつ増えながら繰り返されているのが分かります。

それから、プログラムを入力している時、インデントが自動で起こりましたね。

インデントとは字下げのことで、プログラムを見やすくするためエディタが勝手にしてくれます。



おっと、出力結果がウィンドウ内に収まっていません。

そんな時は、右側のスクロールバーを動かしてみましょう。

実行ボタンのすぐ下にある枠を、マウスでドラッグして移動させ、出力ウィンドウを広げることもできます。試してみましょう。



for文の説明に戻ります。

ここでは3つの指定をしています。

初期化では、ループに必要な変数iの宣言と0クリアをしています。

継続条件では、ループを続ける条件式を書いてます。この場合、変数iが10より小さければ繰り返します。

変数の更新では、ループに使っている変数の中身を書き換えます。今回はi++となっているので1ずつ増やしています。

つまり、変数iが0から9まで増えながら処理を繰り返します。

for文の使い方には色々あるので、また後で説明します。



それではサイコロ的な乱数を10回表示してみます。

1から6までの乱数ができてますね。繰り返してみると正しく動いていることが分かります。



いくつか問題を出します。

クイズだと思って楽しんで下さい。

問題:3または4を発生する乱数を作って下さい。

下の例のように10回表示させましょう。

まず、乱数に2を掛けて整数化すると0か1の乱数が作れます。

それに3を足せば、3または4の乱数になります。

これは先ほどのプログラムとほぼ同じですね。



次の問題です。

100, 200, 300を発生する乱数を作って下さい。

次のように10回表示させましょう。

できなかった人は、難しく考え過ぎましたね。

1から3までの乱数を作った後、100を掛けるだけです。



次の問題です。

-1, 0, 1を発生する乱数を作って下さい。

次のように10回表示させましょう。

0やマイナスが出てきても、同じような作りになります。

連続した範囲であれば、この方法が使えます。



もう一つ問題です。

1から100までの中で偶数のみを発生する乱数を作って下さい。

次のように10回表示させましょう。

1から50までの乱数を作り、2を掛けるだけです。

できなかった人は、1から100までの中で奇数のみを発生する乱数を作ってみましょう。


 

時間は気にせずに

お疲れさまでした。
入力することや考えることが増えたので、学習時間に差が出てくると思います。
ゆっくりでも構いません。続けていきましょう。
問題が解けなかった人は、後日またチャレンジしてみて下さい。
正解を記憶するのではなく、作り方(考え方)を身に付けるように心がけましょう。