40歳から始める8分間プログラミング入門3

検索しよう

初めて触るものは、何でも難しく感じますよね。
プログラミングを始めるにしても、まず、パソコンに慣れていないと分からないことが沢山あります。
そこで検索です。様々なサイトで色々なことを学べます。

パソコン 操作

と検索してみて下さい。沢山出てきます。
ここで私のオススメです。検索したら、いくつかのページをざっと読んでみて下さい。
1つのページをじっくり読むより、複数のページを軽く読む方がいいです。
当然、必要と感じたページを熟読するのも構いません。ただ、そのページだけを100%信じることは危険です。必ず他のサイトも覗いてみましょう。

 

つまずいたら前のページに戻ろう

プログラミングをしていると、「あれ?何でこうなる?」と思う場面が出てきます。
「とりあえず動いているから、このままでいいかな」と放置しないようにしましょう。
時には前のページに戻って復習することが大切です。
前のページと言わず、初めからでもOKです。新しい発見もあると思いますよ。

 

実際に入力して試そう

前のページでも書きましたが、実際に入力して試すことをお勧めします。
初心者のときは、ただ読むより断然覚えやすくなります。
「プログラミングは指先から覚える」
と思っているほどです。

 

プログラミングしてみよう

注)右のエディタの表示が小さいときは「実行」ボタンを押してみましょう。


今回も JavaScript を使っていきます。
次のプログラムを入力し、実行しましょう。

7行目と8行目では、変数に数や計算結果を代入(だいにゅう)しています。
プログラムでは、右側(右辺)のものを左側(左辺)の変数に代入するという動作をします。
初めて見ると違和感がありますね。でもすぐに慣れます。
それから、変数に代入すると前の値は消えてしまうことに注意して下さい。



次は実践的な方法です。
変数の中に入っている値に対して計算をする方法です。

7行目、右辺 a+3 の結果を左辺 a に代入しています。
8行目、b+=10 とは b=b+10 と同じことです。
これはよく使いますよ。



足し算だけでなく、他の四則演算でも使えます。

a=a-8
b=b*10
b=b/5
と同じことです。数を変えて試してみましょう。



次もよく使います。

a=a+1
b=b-1
と同じことです。



こんな使い方もします。

7行目、変数 a に5を足して表示しているだけなので、a の内容は変わりません。
8行目、変数 b の内容を表示した後、b に1を足してます。
9、10行目の結果を見れば分かり易いですね。



ちなみに ++b と書けば、1を足した後に処理されます。
結果がどうなるか考えながら実行してみましょう。




変数に文字列を入れたパターンです。

6行目では、変数 a と文字列を連結して b へ代入しています。



漢字(全角)を使ってみましょう。
ダブルクォーテーションを全角で入力しないよう注意して下さい。




今まで気にせずに変数を使ってきましたが、変数を使うときは宣言しなければなりません。
「宣言には let を使う」と覚えて下さい。他にもありますが、今はこれだけです。

これまで let a=20 のように書いてましたが、これは宣言と初期値の設定を同時に行っています。当然、let a だけでもいいのです。

次の例は、let を使って同じ変数を2回宣言したものです。

6行目でエラーになっています。これは5行目ですでに変数aの宣言をしているからです。



変数を宣言するとき let を付けます。
変数の書き換えには let を付けないようにしましょう。




次のプログラムを実行してみて下さい。

エラーになりません。結果も想像したものが出ています。
一見、何の問題もないようですが、かなり問題のあるプログラムです。

問題点は変数の宣言をしていないことです。
let を付けなくても動きますが、不具合の発生しやすいプログラムになると覚えて下さい。



計算のおさらいです。
結果を予測しながら実行してみましょう。

5行目、a=12-4 なので、結果は8です。

6行目、b=3+8 なので、結果は11です。算数で習うルールと同じく掛け算から行われます。



もう1つ問題です。ちょっと難しいかな?
計算にカッコを入れて、次の出力結果になるようにプログラムを変更して下さい。

足し算や引き算よりも掛け算が優先され、掛け算よりもカッコが優先されます。


 

とりあえず続けよう

お疲れさまでした。
細かいルールがいっぱいありましたね。
実は、今ここですべてを覚える必要はありません。学校のようにテストがある訳でもありませんから。
今後、「あれ、エラーが出る」とか「思ったような結果にならない」となったときに、原因となっている所が予測ができれば、その部分のプログラミング方法を調べ直せばいいのです。
例えば、「計算結果が違う気がする」と思ったら、このページや前回のページをもう一度読んでルールを確認して下さい。
焦らず、続けることを優先しましょう。