40歳から始める8分間プログラミング入門2

講座の特徴

普通は学習を始めるために、プログラムを書くためのエディタを用意したり、プログラムを実行するための環境を作る必要があります。
結構、ここでつまずく人がいます。
この講座の目的は、プログラミングを体験してもうことです。
なのですぐに始められるようにしました。
つまり、ブラウザ上で、このページ上でプログラミングを行います。
入力したプログラムを保存することはできません。また、ページを閉じると消えてしまうので注意して下さい。

言語は JavaScript(ジャバスクリプト)を使います。

 

オススメの学習方法

プログラミングを覚えたいのであれば、できるだけ手で入力して実行してみて下さい。
プログラムと実行結果の画像を見ていれば、学習した気分になれます。
ただ、この場合、物事を浅く記憶しているだけの状態です。
実際に入力して実行結果を確認する体験は、脳に深く残ります。(個人差はあると思いますが…)

それから余裕が出てきたら、説明されているプログラムを実行した後、少し変えて実行してみましょう。
例えば、2+3 となっている所を 4+5+9 のようにです。
この変更をする行為が、また脳の刺激になってきます。是非チャレンジして下さい。

 

プログラミングの方法

下にスクロールしていくと、次のようになります。
左側に学習内容、右側にプログラミングエリアとなります。

プログラムを入力したら、実行ボタンを押します。
ちょっと待つと出力ウィンドウに結果が表示されます。

それから入力は、基本的に半角モードで英数字を入力します。
全角モードは指示するまで使わないようにして下さい。

 

プログラミングしてみよう

注)右のエディタの表示が小さいときは「実行」ボタンを押してみましょう。


初めに7行目の所にマウスカーソルを持っていき、クリックします。

カーソルが点滅したら、次の命令を入力します。
console.log(a);


記号は、ピリオドとセミコロンを使います。

カッコの入力は8キーと9キーを使います。shiftキーを押しながら入力しましょう。


次のように入力できましたか?
(最後の縦棒はカーソルです)

ここで実行ボタンを押します。
出力に2と表示されたら成功です。



もし、間違った入力をしたらどうなるでしょうか?
consoleのnをmに書き換えて、実行ボタンを押してみましょう。

実行時エラーとなります。
Main.js:7 とは、7行目にエラーがあることを示しています。
コンピュータは1文字違うだけでもエラーになります。
厳しいですね。



mをnに戻して、8行目を追加します。
7行目の一番右にカーソルを移動して、Enterキー(returnキー)を押すと改行できます。
8行目には
console.log(b);
と入力しましょう。そして、実行ボタンを押します。

2と5が表示されたら成功です。



console.log() は出力する命令です。
a と b は変数です。
変数は便利な箱のようなもので、数や文字列を入れておくことができます。
console.log(a) とすれば変数aの内容が表示されます。



足し算をやってみましょう。
足し算と引き算のキーはここにあります。
カッコや + のようにキーの上部に書かれているものは、shiftキーを押しながら目的のキーを押します。



プログラムを変更し、実行しましょう。

変数aの中には2が入っているので、2+8 で 10。
変数b+aは、5+2になるので 7 が結果として表示されます。



引き算を試します。結果は・・・やって確認しましょう。



次は、掛け算と割り算です。
これはちょっと注意が必要です。使う記号が学校で習ったものと違います。
掛け算はアスタリスク、割り算はスラッシュを使います。



これを実行しましょう。

2×15 は 30、5÷2 は 2.5 ですよね。予想通りの結果です。
これで四則演算すべてを試しました。



さて、これから少しプログラミングらしい話になってきます。
これまでは電卓でもできたことですが、次は文字列を使います。
文字列を使うための記号ダブルクォーテーションを覚えて下さい。



文字列という言葉、普段は使わないですよね。どんなものでしょうか。
とりあえず、次を実行してみて下さい。
記号=(イコール)は次のところにあります。

ダブルクォーテーションで囲われた a= や b= が文字列となります。
このように変数の値に文字列を付けることで、理解しやすい表示にできます。



文字列と変数の値をつなげている(連結)ことにも注目です。
これは足し算と同じ + の記号を使っていますが、連結にも使えるのです。



文字列と計算式を連結するときは注意です。
次の例を実行してみましょう。
ほぼ同じですが、カッコを付けることで動作が違います。

7行目では、+記号はすべて連結として動作しています。
8行目では、連結と足し算の両方の動作をしています。
この理由はカッコにあります。
算数で習ったことを思い出して下さい。
・カッコに囲われた部分から計算する
・内側のカッコから計算する
このルールはプログラミングの世界でも使われています。
8行目では (2+3) が先に計算されたため、2+3=5 という表示になったのです。



もう1つやってみましょう。

7行目の結果を見ると、ちゃんと計算されてますね。どうしてでしょうか?
それは左から順番に処理されているからです。
まず 2+3 これはどちらも数値なので計算が行われます。
計算後の 5+"=2+3" は数値と文字列なので連結されるのです。


8行目、注目ポイントは空白(スペース)です。
ダブルクォーテーションで囲われた文字列の中の空白は、そのまま表示されます。
それ以外の所では、数値なので前後の空白は無視されます。

 

色々とやってみよう

お疲れさまでした。
あまり、プログラミング的では無かったですね。
料理を習おうと思ったら、調理道具の使い方を習っただけだった。という感じでしょうか。
どうにも腑に落ちないようなら、他の入門サイトをご覧下さい。参考書は1冊のみ、というようなルールはないのですから。

それからオススメの学習方法でも書きましたが、色々と変更しながらやってみて下さい。
自分で何かを考えながら形にすることで、脳が活性化します。